血液内科 先天性アンチトロンビンⅢ(ATⅢ)欠損症 はじめに アンチトロンビンⅢ(ATⅢ)とヘパリンは複合体を形成して抗凝固作用を示す。したがって、ATⅢの低下があるとヘパリンの効果が期待できない。 透析患者では極めて重要な問題だ。それほど一般的には行... 2024.04.27 血液内科
呼吸器内科 咳過敏症候群:cough hypersensitivity syndrome(CHS) はじめに 慢性咳嗽の復習をした際、咳過敏症候群:cough hypersensitivity syndrome (CHS)という概念があることを知った。2021年に、ゲーファピキサントクエン酸塩(商品... 2024.04.25 呼吸器内科
呼吸器内科 慢性咳嗽 はじめに 定義として、おおよそ3週間以上で慢性と急性を分けている。(日本のガイドラインでは3-8週を遷延性咳嗽として、8週間以上を慢性咳嗽としている)。慢性咳嗽の三大原因疾患は欧米では咳喘息、後鼻漏、... 2024.04.24 呼吸器内科
循環器内科 頭痛が主訴の心筋梗塞 はじめに 先日(令和6年3月)の地域循環器診療研究会で取り扱った症例がまさに頭痛が主訴の心筋梗塞だった。この研究会では、sudden square patternでは血管系破綻を考えることや、長引く冷... 2024.04.17 循環器内科
疫学・公衆衛生 ウォルフ-ハルデイン補正:Woolf-Haldane Correction はじめに 2×2表を作成したときに、セルに0が含まれると無限大になったり非数値になったりする。これを防ぐのがウォルフ-ハルデイン補正だ。オッズ比を計算する場合などに用いられる。補正方法は簡単。補正方法... 2024.04.17 疫学・公衆衛生
疫学・公衆衛生 ベイズの定理 はじめに 「感度と特異度はともに、そもそもの有病率の影響を受ける指標でもある。」と書いてある統計解析の書籍があった。誤植かと思ったが複数個所で同様の内容の記載があった。的中率と間違っているのかと思った... 2024.04.17 疫学・公衆衛生
整形外科 後大腿皮神経障害 はじめに 下肢(大腿後面が中心)の痛みの患者。運動障害なし。後大腿視神経障害を強く疑う。梨状筋症候群(坐骨神経障害)と区別した方がいい。 梨状筋症候群を疑ったときや、梨状筋症候群の治療が奏功していない... 2024.04.16 整形外科
神経内科 前庭性片頭痛(片頭痛関連めまい)予防薬 はじめに 前庭性片頭痛の患者の発作予防に対してミグシス(塩酸ロメリジン)を処方した。明らかに発作が抑制された。前庭片頭痛関連しそうな論文(RCT)を読んでみることにした。 まず文献1から。塩酸ロメリジ... 2024.04.16 神経内科耳鼻咽喉科
神経内科 前庭性片頭痛(片頭痛関連めまい)に対するトリプタン製剤の効果 はじめに 前庭片頭痛の患者に対してマクサルト(リザトリプタン)を処方。タイミングさえ間違えなければ確かに効果はありそうだ。関連しそうな論文(RCT)を読んでみることにした。 新しい順に読んでみることに... 2024.04.16 神経内科耳鼻咽喉科